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「まめつぶ屋」が提案する和の暮らし。
そして、「オチビサン」の世界を
もっと味わうために。

今月より、特集企画の連載を
始めることにいたしました♪

通常のブログの合間に、「まめつぶ屋」や
「オチビサン」にゆかりのあるモノ、
場所などをご紹介して参ります。

第一弾は、
てぬぐいの染め工場を訪ねました。

日本の職人技が光る手仕事でありながら
量産ができるため、日常使いにも適した手頃さが
てぬぐいの魅力です。

特集てぬぐい01

東京都足立区。綾瀬川のほとりの
旭染工(株)をご案内くださったのは、
明治5年創業、てぬぐい問屋の老舗
「戸田屋商店」の小林社長。

「まめつぶ屋」のてぬぐいは、すべて
戸田屋商店さんにおつくり頂いてます。

さて、工場に到着して
まず目に入るのが、天日干しの風景です。

2反分=1疋の生地
(巾:33cm〜36cm×長さ:約24m)が
やぐらに掛けられ、幾重にも重なって
風にたなびいている様は、圧巻です。

まだ真っ白な晒が干されていますが、
実はそれが、最初の大事な工程でした。

では早速、工場に入ってみましょう!

特集てぬぐい02

生地を、染めやすくするために、
お湯に数時間浸します。

これは練地(ねりじ)と言われていて
生地の歪みを取るために行います。

その後、天日干しして乾燥させ、
巻き取り機を使って、生地を丸く
筒のような形状に巻きます。

上の写真は、手際よく巻いているところ。
簡単そうに見えましたが、歪みをつくらず
美しく巻くのは、職人技です。

染め上がったものも同様に、
ここで巻いていきます。

休むことなく次々と、真っ白な晒や
染め上がったものが運び込まれてきて、
その忙しさにも驚きました。

特集てぬぐい03

ところで、てぬぐいの生地には、
いくつか種類があります。

「総理」と呼ばれるものが、
てぬぐいとしては一般的です。

少しゴワゴワした感じの、しっかりした
生地で、通気性が良いのが特徴です。
幅は約34cm。

「総理」よりもきめが細かく、
浴衣にも使われるのが、
「特岡」と呼ばれるものです。

「総理」に比べると表面が滑らかで、
耐久性があるのが特徴です。
幅は約36cm。

「まめつぶ屋」だけに、
豆知識ですね♪

オチビサンのてぬぐいでは、
デザインに合わせて、両方の生地を
使用しています。

花遊び」や「スケートダンス」は総理。
オチビ玉」や「瓢箪からオチビ玉」は
特岡です。

それぞれの風合いの違いを
楽しんで頂けたら嬉しいです。

さらには、この生地の産地。
ほとんどが愛知県知多郡で作られて
いるのだそうです。調べてみたら、
晒工場の多いこと!

てぬぐいひとつとっても、
知らないことがいっぱいでした。

次回は型付け、染めの工程です。
あの、てぬぐい「カキ氷」の
染付けが見られます!

お楽しみに☆