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てぬぐい染め工場を訪ねて。
いよいよ最終回です。

染めが終わって約5分。こんなにすぐに
水洗いしてしまうとは思いもせず、
あまりにさくさくと工程が進むので
たいへん驚きました。

特集てぬぐい12

まずは機械をつかって、
じゃぶじゃぶ洗います。

特集てぬぐい13

その後は職人さんが、防染糊や
余分な染料を洗い落とせているかを
しっかりと確認しながら、水洗いします。

水だけしか使いませんから、
冬には厳しい作業です。

特集てぬぐい14

脱水機にかけ、ぐわんぐわんと約3分。
次は「やぐら」に運ばれ、天日干しされます。

特集てぬぐい15

連載第一回目でもご紹介しました、
明治5年創業、てぬぐい問屋の老舗
「戸田屋商店」の小林社長。

「なかなか良い染め上がり!」と、
広げて見せてくださいました♪

特集てぬぐい16

おわかりになりますでしょうか。
「やぐら」の屋根から、てぬぐいを
掛けています。

天日干しは、もちろん雨の日には
出来ません。その場合に使う
乾燥部屋があります。

特集てぬぐい17

部屋から眺める綾瀬川。
昭和30年より以前は、この川で
水洗いをしていたそうです。

ちなみに、この部屋にシャワーを
発見しまして、てっきり染めの際の
汚れを落とすためかと思いましたら、
今でも3名の職人さんが、住み込みで
働いていらっしゃるとのこと。

下町工場の一端を、垣間見た気がしました。

さて。乾燥を終えると、第一回目にも
ご案内しました巻き取り機にかけられ、
さらにてぬぐいの長さにたたみ直されます。

特集てぬぐい18

この作業も熟練を要するだけでなく、
次々と出来上がりが運ばれてくるので、
同じ作業を休みなく淡々と行っていて
どの工程をとっても、職人気質でないと
出来ないなぁ、と脱帽しきり。

特集てぬぐい19

最後はここで、折りたたまれた
両端を切り落として、ついに
1枚1枚のてぬぐいとなって
完成いたします。

というわけで、4回の連載となりました
「てぬぐい染め工場を訪ねて」。
これにて終了でございます。

お付き合いくださり、
ありがとうございました!

あらためて「てぬぐい カキ氷」を見ると、
以前よりも愛着が沸きそうです。

みなさまにもこの思いや豆知識を
シェアできていたら嬉しいのですが・・・


さて。次回の特集企画は
「鎌倉さんぽ」を予定しております。

とある企画にご一緒させて頂き
わいわい出掛けた鎌倉を、
ご案内させていただきます♪

どうぞ、お楽しみに☆