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柿がたわわに実った木を見つけると、
パンくいが登って頬張っていないか
探してしまいます。秋になりました。

さて。
「彫金作家の手仕事」最終回です!


「オチビサン プチパールリング」”の制作者、
彫金作家の榎本明浩(イーナンバープロダクツ)さんの作業場には
2種類の照明があります。

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手前は電球色、奥は昼白色の電球に
なっています。

金属の本当の色をわかりやすくする昼白色で、
シルバー、ゴールド、真鍮などの素材と
デザインの相性を確かめます。

電球色は陰影がはっきりし、立体感が
つかみやすくなるので、ワックスで型を
つくる際に全体のバランスを見ます。

 ※彫金の原型製作には金属で作る原型と
 ワックス(蝋燭の蝋のようなもの)で作る原型が
 あります。ワックスは単色の塊ですので、
 形を捉えるのが難しいのだそうです。

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磨きの機械は、作品の大きさによって
使い分けます。また、研磨材の粗さや形にも
様々な種類があり、道具を持ち替えながら
磨き上げます。

上の写真で使っているのは、“リューター”と
呼ばれる電動工具。ヘッドに形の異なる工具を
付け替えて、どんなデザインでも細部まで
磨いたり削ったりすることが出来ます。

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そして最後は、超音波でクリーニング。
街角で見かける、メガネクリーナーと
ほぼ同じものです。

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ざっと彫金作家さんの制作工程をご紹介
いたしましたが、なにしろ素晴らしいのは
この作業場です。

椅子に座ってぐるっと360度すると
作品が出来上がるコンパクトさ。

必要な道具はすべて揃っていて、
美しく収納されています。

そしてもうひとつ、特筆すべきことがありました。
「オチビサン プチパールリング」”は
桐の箱に入っています。

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オチビサンのシルエットがポイントと
なっていますが、この焼き印も
榎本さんご自身がつくって
捺してくださっています。

「オチビサン プチパールリング」”は
現在受注販売という方法をとらせて頂き、
サイズに合わせてひとつひとつ丁寧に
手作業でつくり、出荷いたしております。

榎本さん、まだまだオチビサンの
アクセサリーをあれこれと企画中。
実現され、「まめつぶ屋」店頭に並ぶ日が
楽しみです!


さてさて。彫金に続きまして
次回の特集企画は・・・「紙で遊ぶ」です。

年末に向けて、紙を使った贈り物など
こしらえてみてはいかがでしょう。
何を作るかは、お楽しみに!